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雨の隙間に咲いた花火と、私たちの見えない仕事

  • 中の人
  • 8月11日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。藤森建工の中の人です。


夏の花火って、地域にとってただの娯楽じゃないですよね。


毎年の開催が「今年もこの町は元気だよ」という合図みたいなもので、子どもも大人も同じ空を見上げる、、、そんな貴重な時間です。


とはいえ近年は線状降水帯などのゲリラ豪雨が増えて、イベント運営は天候に振り回されがち。(主催者さん、本当にお疲れさまです…!)


気候の不安定さは「地域の行事をどう守るか」という、ちょっと大きな社会的テーマでもあると感じています。


8月9日は地元の石州浜っ子夏祭りでした。


天気予報では祭りの時間帯がドンピシャで雨予報、「これは中止かも…」と半分諦めムードでした。


現場仕事の癖で、私は雨が降るとつい排水や河川のことが頭をよぎります(職業病です笑)。


打ち上げ時間の1時間前はバケツを引っくり返したような土砂降りでした、、、


打ち上げる30分前には奇跡みたいに雨脚が弱まり、空にぽっかりと隙間ができました。


カウントダウンのアナウンスが響き、最初の一発が上がった瞬間、正直、少しだけ面食らいました(あ、いけるんだ…!)。


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会場から「わぁーっ」という声。


びしょ濡れの服の下で、私も同じ顔をしていました。


やっぱり、花火はいいですね。


濡れたアスファルトが光を映して、二倍きれいに見えるのは雨の日の特権です。



「私たちの仕事は、私たちが暮らす、まちを守りつくることです。」


会社の理念にあるこの言葉は、実はこういう夜ほど胸に落ちます。


道路や河川の状態が安定しているから、みんなが集まれて、安心して空を見上げられる。


私たちは島根県浜田市で土木工事を中心に、暮らしの基盤を守る仕事を続けてきました。


日頃取り組んでいるのは、道路改良や護岸、治山、災害復旧といったまちの土台にかかわる仕事です。


現場では、見えにくいところほど丁寧に。


雨が強い日は特に、排水の流れや地面の状態を細かく確認します。


また、除草・除雪・側溝清掃といった維持管理、民間の外構・造成・排水工事まで、幅広く対応しています。


地味に聞こえるかもしれませんが、こうした積み重ねが「中止かもしれない夜」を「開催できた夜」に変える力になる、と私は信じています。



あの一瞬の晴れ間で花火が上がったのは、運もあったと思います。


でも、運だけじゃない。


地域の方々の準備や判断、そして日々のインフラを支える多くの仕事が重なって、あの「わぁーっ」に繋がっているはずです。


私たち藤森建工も、その「見えない土台」の一部を担えるよう、これからも誠実に、愚直に、現場を積み重ねていきます。


(雨の夜ほど、排水の通りを確認したくなるのは私だけではないはず…笑)



もし、ご自宅のちょっとした外構や排水で気になることがあれば、気軽にご相談ください。


私たちは、地域の未来を支え、人々の安全で快適な日常をつくる


そのための「手仕事」を続けていきます。


読んでくださって、ありがとうございます。



次は晴れの夜に、また同じ空を見上げましょう。

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